【日産】フェアレディZ（RZ34）をイタリアンレッドに全面塗装してみた。

💰 全塗装にかかる費用
フェアレディZの全塗装費用は、依頼する板金塗装工場や仕上がりの品質によって大きく異なります。

簡易的な全塗装 ドアやボンネットの裏側など、普段は見えない部分の色が変わっていても良い場合、10万円から20万円程度で済むこともあります。ただし、この場合は「やっつけ仕事」と表現されるような仕上がりになる可能性もあります。
高品質な全塗装 細部まできれいに仕上げる場合や、元の色と全く異なる色に塗り替える場合は、それ以上の費用がかかることが一般的です。材料費よりも、職人の工賃や技術料が費用に占める割合が大きくなるためです。
🎨 イタリアンレッドへの全塗装について
イタリアンレッドのような鮮やかな赤色は、車に非常に印象的で高級感のある外観を与えます。特にキャンディレッドのような多層構造の塗装は、光の当たり方によって深みと魅力的な色彩効果を生み出します。

全塗装の流れ（一般的な例）
表面の準備：車の表面はきれいに洗浄され、汚染物質が除去されます。

サンディングと下塗り：塗装面を滑らかにし、塗料の密着性を高めるための処理が行われます。

ベースコートの塗布：メタリックやパール調のベースカラーが塗られます。

カラーコートの塗布：イタリアンレッドのような鮮やかな色が塗布されます。

クリアコートで密封：塗装面を保護し、光沢を出すためのクリアコートが塗られます。

赤色の塗装の特性
赤色の塗装は、他の色に比べて傷みやすい傾向があると言われています。全塗装後は、定期的な洗浄やワックスがけなどのメンテナンスを行うことで、美しい状態を長く保つことができます。

🛠️ その他の考慮事項
信頼できる業者選び：全塗装は技術力が求められる作業です。 Goo-netなどのサイトでは、フェアレディZの塗装実績を持つ業者を検索することができますので、参考にしてみてください。
見積もりの比較：複数の板金塗装工場で見積もりを取り、詳細な作業内容と費用を確認することをおすすめします。

🚗 フェアレディZの塗装工程
塗装工程は、車両の状態や目的によってさまざまな方法があります。

🎨 一般的な塗装の工程
一般的な自動車の塗装は、下地処理から始まり、塗料を何層にも重ねて仕上げられます。

下地処理: 車両の表面をきれいにし、必要に応じて古い塗装の剥離や板金作業が行われます。この工程で凹凸をなくし、滑らかな表面を作ることが重要です。
プライマー塗布: 塗料の密着性を高めるための下塗り剤が塗布されます。
カラーベース塗布: 複数の層に分けて塗料が塗られます。一度に厚く塗るとメタ（金属粒子）が溶け出す可能性があるため、2回、3回と薄く重ねて塗布し、完全に乾燥させながら作業が進められます。
クリアコート: 最後に透明な保護膜であるクリアコートが塗られ、光沢と耐久性が与えられます。
🏭 フェアレディZの塗装の特徴
日産の栃木工場では、鉄製ボディと樹脂製バンパーを同時に塗装する工程が導入されています。これにより、生産効率の向上が図られています。純正パーツの塗装は非常に品質が高く、ゴミなどの混入もなく、肌もきれいであると評価されています。

✨ 赤色の塗装を長持ちさせるメンテナンス方法
赤色の塗装は、他の色よりも色あせしやすい傾向があるため、特に丁寧なメンテナンスが必要です。

💡 普段のお手入れ
定期的な洗車: 車体の汚れは塗装の劣化を早めるため、定期的に洗車することが大切です。特に鳥のフンや樹液などは早めに取り除きましょう。
適切なシャンプーの使用: ワックスやコーティング被膜を研磨しない、中性タイプのカーシャンプーを使用するのがおすすめです。
手洗い洗車: マット塗装や大型リアウイング装着車など、セルフ洗車機に適さない車もあります。手洗いの方が細部まで丁寧に洗え、塗装への負担も少ないです。
🛡️ 塗装保護
コーティング: 定期的にコーティングを施工することで、塗装面を紫外線や汚れから保護し、色あせを抑制できます。

屋内保管: 紫外線は塗装劣化の最大の原因の一つです。屋根なしの駐車場では塗装の劣化が見られることもあるため、可能な限り屋根付きの場所やガレージで保管することをおすすめします。

ワックス: コーティングと合わせてワックスを使用することで、さらに撥水効果や光沢を維持できます。

⚠️ 注意点
長期間屋外に駐車しているフェアレディZで、塗装の劣化や剥がれがみられた事例も報告されています。塗装面の異常に気づいた場合は、早めに専門業者に相談することが重要です。