【安産祈願】5月5日はこどもの日、大安、戌の日が重なるのは2,000年の歴史始まって以来はじめての超大吉日

🐶 安産祈願と戌の日の歴史
安産祈願は、妊娠5ヶ月目の最初の「戌の日」に腹帯を巻き、安産を祈る「帯祝い」の風習に由来します。​犬（戌）は多産でお産が軽いことから、安産の象徴とされ、江戸時代中期以降に全国的に広まりました。​明治・大正時代には、社寺への参拝と腹帯を締める習慣が結びつき、現在の安産祈願の形となりました。 ​

🏯 安産祈願で有名な寺社の紹介
1. 水天宮（東京都中央区）
日本で最も有名な安産祈願の神社の一つ。​毎年5月5日には例祭が行われ、2025年は「戌の日」「大安」「こどもの日」が重なる特別な日となります。​この日は多くの参拝者で賑わいます。 ​

2. 中山寺（兵庫県宝塚市）
聖徳太子が建立したと伝えられる日本最初の観音霊場。​皇室や武家から庶民まで広く信仰され、安産祈願の寺として知られています。​明治天皇の勅願所でもあり、現在も多くの妊婦が訪れます。 ​

3. 善導寺（福岡県久留米市）
800年の歴史を持つ寺院で、宗派を超えた信仰を集めています。​安産祈願の祈祷は毎日行われ、多くの人々が訪れます。 ​

2025年5月5日は、安産祈願にとって非常に縁起の良い日です。​体調を最優先に、無理のない範囲で参拝を検討されてはいかがでしょうか。

ちなみに、皇族の方々が安産祈願に訪れることで知られる寺社は、格式と由緒のある場所が多く、信仰を集める重要な安産祈願スポットでもあります。以下にいくつか代表的な寺社をご紹介します。

👑 皇族ゆかりの安産祈願の寺社
1. 東京・水天宮（中央区）
皇室ともゆかりの深い神社で、皇族の安産祈願でも知られています。

特に秋篠宮妃紀子さまが眞子さま・佳子さまのご懐妊時に参拝されたと伝えられています。

「安産・子授けの神様」として全国からの参拝者が絶えません。

2. 兵庫・中山寺（宝塚市）
聖徳太子創建とされる真言宗の大本山。

皇室の勅願所としても知られ、明治天皇の御祈願が行われた歴史があります。

安産祈願では「腹帯授与」が有名で、皇族に限らず全国の妊婦さんが訪れます。

3. 京都・護王神社（京都市）
安産祈願の対象としては少し珍しいですが、皇族からの崇敬が篤く、明治天皇や昭和天皇も崇敬されていた神社。
安産というより「健康祈願」「足腰の守護神」として知られていますが、皇室関連のご祈祷も行われます。

💡補足：皇族の安産祈願と「帯祝い」
皇族の安産祈願は、一般の参拝とは異なり、御所や宮内庁内の御神殿でのご祈願が主であることもあります。しかし、由緒ある神社仏閣に足を運ばれることも慣例としてあり、それが多くの人にとって信仰の対象となってきました。

さらに。。。
「帯解寺（おびとけでら）」は、日本における安産祈願の代表的な寺院のひとつで、特に皇室との深いつながりをもつ由緒正しいお寺です。以下に詳しくご紹介します。

🛕 帯解寺（おびとけでら） – 安産祈願の聖地
正式名称：子安山 帯解寺（こやすざん おびとけでら）

宗派：真言宗室生寺派

所在地：奈良県奈良市今市町734

御本尊：地蔵菩薩（子安地蔵尊）

🧷 安産祈願の由来
帯解寺の名の由来は、「妊婦が腹帯を解く」＝「出産を迎える」ことにあります。
古くから「帯解地蔵」として親しまれ、平安時代より安産・子授けの祈願寺として信仰を集めてきました。

特に、文徳天皇の皇后（染殿皇后）が帯解寺に安産祈願をして、清和天皇を無事出産されたという記録が残されており、これにより「帯解寺」の名が全国に広まりました。

👑 皇室との関わり
帯解寺は、以下のような皇族との由縁があり、「勅願所（天皇が願いをかける寺）」としての歴史を誇っています。
平安時代：染殿皇后（清和天皇の母）が祈願したことで有名。
江戸時代以降も、歴代皇族の出産祈願所として選ばれてきました。
現代においても、多くの皇族や政治家など要人の家族が参拝しているとされます。

🎐 帯祝いと授与品
妊娠5か月目の戌の日に行う「帯祝い」が特に盛んで、この日に安産祈願を受け、寺から授与される腹帯（岩田帯）は非常にご利益があるとされています。
腹帯は「地蔵尊の加持」を受けたもので、妊婦に安心をもたらすものとして全国に知られています。

🛤 アクセス
【最寄り駅】JR桜井線「帯解駅」より徒歩約5分
【駐車場】完備（戌の日は混雑します）

帯解寺（おびとけでら）は、日本最古の安産祈願所として知られ、皇室とも縁の深い由緒あるお寺です。​以下に、帯解寺での安産祈祷の内容、腹帯の授与方法、予約方法についてご案内いたします。

🛕 安産祈祷の内容
帯解寺では、妊婦ご本人または代理の方が直接参拝し、安産祈祷を受けることができます。​祈祷後には、以下の授与品が渡されます。​
さらに、妊婦様のお名前などを記した「出産月安産祈祷札」を作成し、御本尊様の御宝前にて出産月まで日々ご祈祷を続けていただけます。​

🎀 腹帯の授与方法
帯解寺では、以下の腹帯付きの特別祈祷が用意されています。​
安産特別祈祷A：​さらしの岩田帯付（12,000円）
安産特別祈祷B：​お寺オリジナルコルセット付（15,000円）
安産特別祈祷C：​さらしの岩田帯＋お寺オリジナルコルセット付（16,000円）
安産特別祈祷D：​ABC以外の腹帯をご購入の場合（10,000円＋腹帯代）​

ご自身で腹帯を持参することも可能です。​ただし、持ち込みは2点までで、未使用または洗濯乾燥済みのものに限ります。​お預かりした腹帯には御朱印を押印し、御本尊様の御宝前におまつりしてご祈祷いただけます。​

📅 予約方法
帯解寺の安産祈祷は、原則として予約不要です。
​受付時間は午前8時30分からですが、混雑が予想される戌の日や土日祝日は、早めの到着をおすすめします。
​また、郵送での祈祷受付も行っており、現金書留にて必要事項を記載したメモと祈祷料を送付することで対応いただけます。​

帯解寺での安産祈祷は、母子ともに健やかな出産を願う伝統的な儀式です。​体調を最優先に、無理のない範囲で参拝をご検討ください。

✨まとめ
帯解寺は、日本最古級の安産祈願所として知られ、皇族の信仰も厚く、今日も多くの妊婦が戌の日に訪れます。
歴史と格式を備えた「安産祈願の原点」とも言えるお寺です。