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carbuzz という、アメリカのサイトで今の日本の企業に見習うべき記事がありましたので紹介します。
それは、ホンダの安全への執着に対する内容です。トップガンマーベリックという大ヒット映画がありましたよね。トムクルーズがケニーロギンスのデンジャーゾーンの音楽に合わせて戦闘機とバイクを競うシーンは印象的でしたよね。
実は、撮影で使用されたバイクはカワサキニンジャGPZ900Rでしたが、当初はホンダにバイク提供をして欲しいとオファーがあったそうです。
それを、ある理由からホンダが断ったということをご存じでしたでしょうか?

<ツイッターの反応>

KK ケイケイ
@Kei_Kay

当時法制化されてなかったがノーヘルは認められないと。バイクではトヨタの様な優等生なんですよホンダは/映画「トップガン」では当初カワサキではなくホンダのバイクが登場する予定だった…トップガンにバイクを提供しなかった理由 ow.ly/j6io50PQ4Pp

(出典 @Kei_Kay)

Sosei
@Sosei920

映画「トップガン」では当初カワサキではなくホンダのバイクが登場する予定だった。ホンダ自らが語る「信念に基づき、トップガンにバイクを提供しなかった理由」とは - Life in the FAST LANE. intensive911.com/movie-music/27…

(出典 @Sosei920)

<記事内容>

・断った理由とは

その理由は、ホンダの安全へのこだわりです。「ホンダ=安全」というブランド価値を築いてきたからこそ、アメリカでホンダは2輪だけではなく4輪車も支持されてきたのです。

当初、ホンダにトムクルーズがトップガンで乗るバイクを提供して欲しいと頼まれ、ホンダも前向きに協力する方向で話をすすめていたそうです。しかしながら、トムクルーズが撮影シーンでヘルメットをかぶらないということが判った時に、ホンダとしてはSTOPをしました。

・法的な問題は?

当時、カリフォルニア州ではバイクのヘルメット着用義務の法律がなかったため、撮影自体は違法なものではなかったのですが、ホンダにとっては法律に違反云々の問題ではなかったのです。ホンダとしては法律よりも安全性を重視した判断でした。

ご存じの人も多いかもしれませんが、ホンダのCMやホームページなどでは、すべてのホンダのオートバイの画像にヘルメットが写っているのを気付いていましたか?

ホンダは、公式の写真と動画にはヘルメットを必ず入れています。誰かがバイクに乗っている場合、彼らはヘルメットを着用しており、バイクが停止している時は、ヘルメットが置かれています。

・撮影側の意図

映画撮影ではトムクルーズがヘルメットを着用することは当然、顔が隠れてしまうので撮影側はホンダへの説得を続けていたそうですが、結局はこの話をホンダ側から辞退したそうです。その結果、カワサキのバイクが使われることになったそうです。

ホンダは安全に対して徹底しています。公道レースで有名なマン島TTレースにも、一切メーカーサポートはしていません。プライベーターが勝手にホンダのバイクを使っているだけで、ホンダは何のサポートもしていないことは有名です。

・売上や宣伝より大事なもの

ホンダは、映画でCBRにトムクルーズが乗っているところを全世界で放映されれば、ものすごく売上貢献出来たことでしょうが、それよりも会社としてのポリシーを優先させた決断に拍手喝采です。

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